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  3Dヲタク的に今回のCEATEC 2008における最大の目玉はなんといっても
103インチのプラズマディスプレイ+3D Blu-rayによる
パナソニックの立体シアター
です。
  だけど展示そのものは撮影禁止で我々一般人はただ見るだけ。ITmediaさんに詳しい記事が載っているのでじっくり読んでください。あー楽だ。

CEATEC用の秘密兵器?:パナソニックの“立体シアター”を見てきました
  ああ、写真撮り放題。いいなー。

  特に興味深いのは2チャンネル分の映像信号の転送をHDMIケーブル1本で済ませている点。もっと無茶やってるのかと思ってました。
  「i」とか「p」とかって詳しくないんだけど、これってつまりBlu-rayプレーヤーが“1080/60p”に対応していれば、表示装置だけ対応していれば既存のBlu-rayプレーヤーでオーケーってことなんでしょうか?でも展示では専用のBlu-rayプレーヤーを使っているな。そんなに甘くはないのかな。

  上映会場の入り口には見本のXpanDメガネが展示されていました。これは撮影可とのことなので、これだけ動画をどうぞ。ステレオの意味無いけど。

CEATEC 2008:XpanDメガネ

高画質で表示する

  このステレオ動画はYouTubeの表示領域を有効に使う為に、横幅を半分に縮小しています。動画をまともに見る方法はこちら

  動画ではやたらに液晶シャッターがチラチラしてますが、これは見本用に8Hzで動作させているからだそうです。本番上映ではしっかり60Hz動作です。
  このメガネ、なんと継ぎ目無しの一体成形です。センサー用の小さな窓がひとつあるだけ。電池を取り替える為の蓋もありありません。電池は成形時に埋め込まれてしまっています。おい、じゃあ電池が切れたらどうすんのよ、と聞いてみたところ「使い捨て」だそうです。わーおびっくり。ローバッテリー表示とか付いてないんだろうか。私が心配する事ではないが、ちょっと不安だ。

  昔から3Dヲタクをやっているような人の場合、液晶シャッターというものに不安を感じる人が多いと思います。はい、私もそうでした。でも全然大丈夫。上映中にスクリーンから逸らしてメガネを見てみましたが、まったく点滅は見えませんでした。60Hzの点滅は普通の人間には認識できません。    
  だってそうでしょう、60Hzっていったら蛍光灯と同じレベルなんだから。「蛍光灯のチラつきが気になってしょうがない」ような人じゃなければ問題無いはずです。
  もうすぐXpanD方式が劇場に導入されますが、劇場用のプロジェクターは多分144Hzの片目あたり72Hz表示だと思われます。そういった意味では液晶シャッター方式には不安点は無いと思われます。極端な事を言ってしまうと、鑑賞する立場から「Real D」と「XpanD」を比べると「スクリーンがチラついているか、メガネがチラついているか」ぐらいの違いしか無いのではないしょうか。あくまで予測ですが。


  んで、肝心の103インチのプラズマディスプレイ+3D Blu-rayによる立体シアターなんですが、
すさまじいクオリティでした。
  あまりにも自然に見えすぎです。欠点はメガネをかけるとちょっと暗くなる(これは見てれば慣れる)点と、メガネをかけなければいけない(これはやっぱり痛い)点ぐらいではないでしょうか。
  Blu-rayによるステレオ映像も多分この方法が現状で考えられるベストなのではないでしょうか。是非ともこれで標準化してほしい。

  自然に見えすぎて、しばらく見ていると立体である事が当然になってきます。この感覚は以前に4kシネマを見たときと似ています。どうやら立体映画でも結局は4kシネマと同じく「中身が重要」という事になりそうな気がします。そういった意味では今回のデモ上映の内容はいまいちでした。
  上映内容は
「BMX」 -> 「ルイスと未来泥棒」 -> 「なんかお姉さんが踊ってる映像」 ->「なんだか風景映像」 -> 「北京オリンピック」
てなかんじだったかな。かなりうろ覚え。
  なんか途中で飽きてきちゃったんです。「ルイスと未来泥棒」あたりまでは「うおーっ」ってなってたんですが、「うおーっ」が続いたのは「お姉さん」の途中あたりまでで、後はどうでもよくなってきちゃった。当日私が寝不足だったせいも有りますが、私は映像が面白ければ目が覚めるタイプだから。なんだか「究極の上映環境」と「いまいちなコンテンツ」を同時に体験してしまった結果となりました。それはそれで貴重な体験だったのかもしれません。

  とか言っても、この品質はいきなり家庭に入ってきてもすんなりと受け入れてもらえるレベルになっていると思います。(一般家庭向けとしてはメガネが必要なのはやはり痛いですが。)
  すんなり受け入れてもらえる分、慣れるのも早そう。という事は飽きるられるのも早そうな予感がします。(一般人なんてそんなもんです。)ここで飽きられて見捨てられるか、それとも継続して見てもらえるかはやはり内容次第でしょう。
  そんな事を一気に考えさせてくれた十数分でした。
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無題
CEATECは、mer2さんと日にちがずれたようですね。「同病相哀れむ」楽しそうでうらやましいです。3D-Fairは行かれますか?
さて、やはりコンテンツは大事ですね。そういう意味で、3Dであることが嬉しい時代は過ぎて、3Dで何を観るかに思い悩む段階に入ったのではないかと感じました。
今回のデモではあまり注意を払った形跡はありませんが、あのデカイ画面で、出てくる人がすべて・常に等身大に表現されていたら、画面をまったく意識しないで、同じ場所にいる感覚を味わえるような気がします。例えば、それがアイドルだったり、カリスマだったり、はたまた親しい人たち、そして過去の自分(これはちょっと微妙か?)だったりなどなど想像するだけでワクワクします。
ま、どっかの映画評論家みたいな人は、この線を踏み越えられなくて2Dの世界に引きこもっちゃうんでしょうね。今度の3D-Fairでも上演される、Tree-Roboを観て、2Dでも十分楽しめると考えてしまうか、3D作品としてありのままに楽しめるか、その辺の感性が分かれ道かもしれません。
このTree-Robo、いい歳こいてなのか、もう歳だからなのかよくわかりませんが、私は結構ウルウルきます。3Dメガネがないとちょっと恥ずかしいかも。
saratoga URL 2008/10/12(Sun) 編集
Re:無題
>3D-Fairは行かれますか?
もちろん行きます!
saratogaさんも一緒に同病相哀れみませんか?メールください。

>等身大に表現されていたら
私、IMAXの「スペースステーション」で多分この体験をしました。「多分」っていうのは映像なのか本物なのか判断できなかったからです。おそらく映像だったんじゃないかなとは思っているのですが。
通路手前の「F-13」で見ていたのですが、目の前を人影が通り過ぎたんですよ。「あれっ?今の映像?それともリアル?」てなかんじでした。今だにどっちなのか自信が持てません。もう一回見たいよー。

>Tree-Robo
あら、これ知りませんでした。情報入れないで当日の楽しみにしておこう。
 【2008/10/13】
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