訃報

  当ブログの最初のめぽを担当した"いじめてくん"が、本日2月13日午前5時20分に永眠致しました。15さいと9ヶ月でした。








  覚悟はできていたのですが、かなり放心しています。

  4年ぐらい前に口内炎と歯肉炎を併発しました。歯肉炎のほうは治療されたのですが、口内炎のほうは完治は無理という事で2～3週に一度、定期的に注射を打って抑えていました。注射を打っていれば経過は順調なので安心はしていたのですが、ここ2年で体重は徐々に落ちていて、今年の頭には遂に3kgを切ってしまいました。(ちなみにいじめてくんは若い頃は5kgを余裕で越える巨大デブ猫でした。)それでも食欲は旺盛なので、まだまだいけるかなと思っていたのですが、そこはやはり15さいと9ヶ月、人間で言うと80歳ぐらいです。体調が落ちると一気に行ってしまうようです。

  2週間程前からいきなり注射の効きが悪くなってきて、注射直後でも食欲があまり無くなってきてしまいました。5日に栄養剤プラスの注射を打ってもほとんど効果無し、かなり経過が悪いので9日から入院して検査をしてもらったところでは、肝臓が弱っているとのことでした。入院中は点滴を打っていたのですが、効き目は無かったようで見舞いに行く度に弱っていきました。12日に見舞いに行った時にお医者さんから「これは家につれて帰ったほうがいいかも」との提案。私もそう思っていましたので退院して我が家でお迎えを待つ事にしました。

  家に帰ったいじめてくんはもうすっかり弱ってしまっていて、歩くこともできず、スポイトで水をあげても口を動かしません。もう打つ手無しです。お医者さんから歩いて帰っている時には猫バッグから顔を出して外を見たりしていたからまだ余裕が有るのかな、と思っていたのですが、時間と共に着々と弱っているかんじです。もしかしたら家に戻れて一気に力が抜けてしまったのかもしれません。

  もはや私にできるのは一緒に居てやることだけです。いじめてくんが大好きだった腕まくらポジションで様子を見ることにしました。これなら私も横になれて楽です。時々うとうとしてしまって目を覚ますとギクリとしたりしました。生きているのをはっきりと確認できるのは呼吸をしているかどうかだけだったりします。布団をめくってお腹が動いているのを見てひと安心といったかんじです。

  そんなこんなで朝の5時です。いじめてくんが軽く唸っているので目を覚ましました。どうしたの、いじめてくん。しばらく様子を見ていたら、唸り声のトーンが少し上がり、首を反らせると共に一気に放尿。同時にいじめてくんの呼吸が止まりました。退院する時にお医者さんでくれたおしっこ吸収シートが非常に役に立ちました。ありがとうございました。

  最後を看取る状況としてはこれ以上に無い理想的な状況でした。涙が止まりません。


  ちょっくらお医者さん料金データ。やはり多くの人がこういうデータを欲っしているのではないでしょうか。あくまで参考に。
・ 9日から12日までの入院料：39,900円。
  少し高めなのは身体の検査と点滴の為でしょうか。あ、明細とかは貰ってません。
  一年半程前にいじめてくんが原因不明の外傷で大量出血して緊急入院した時は11日間で63,000円でした。
・ 口内炎の定期注射：一回2,100円。
  薬が変わっても、栄養剤をプラスしても料金は同じでした。サービス入ってた気がします。
  ちまみにこれもまた一年半程前に雌猫(きゃんでぃ)の避妊手術をした時の料金は25,000円でした。


  悲しむだけ悲しんだら、死後硬直の前にいじめてくんが恥ずかしくならないようなポーズをつけておかなくてはなりません。いいかんじの自然に眠っているようなポーズをつけられました。肉眼で見ているとそんなでもないのに、写真に撮るといかにも「死体」に撮れてしまうのは何故。だけど目を閉じさせるのは上手くできませんでした。薄目になってしまった。映画とかだとするっとやってるのに。


  実は4年ぐらい前にも猫さんに死なれていて、その時はネットでペットの葬儀関係を調べてもやたら豪勢なお高い葬儀屋さんしか見つからなくて、結局足立区清掃事務所の合同葬(3,000円ぐらいだったかな？)というやつに出すしかないような状況でした。
  できることなら私としては成り行きを最後まで見届けたいのです。お経とかお墓とかは別に要らないんです。

  今調べると私の求めているようなシンプルなサービスをお安く提供する葬儀屋さんが出てきているようです。特にここは安い。
  個別火葬で15,800円なら出してもいいかなと思える値段です。ここにお願いしてみようと思ってます。気が向いたらレポートします。